インターネットカフェについて(その2)

インターネットカフェもしくは漫画喫茶というとどんなイメージだろうか?

自分は初めて調査と称して入るまでは、寄り付くことがなかった。
何だか不衛生と思っていたし、ネットカフェ難民報道など、どんよりとしたイメージがあったからだ。

初めて訪れた時の印象は・・・、
「思っていたほど居心地悪くないな」というものだった。
その後、色んな会社のネットカフェに入ってみたが、中には非常に清潔で、自分の偏った見方に恥じ入ったこともある。

インターネットカフェの利用は男性75%、女性25%。
一番の動機は「漫画を読みたい」「インターネットを利用したい」だそうだ。

またインターネットカフェ発祥の地は、喫茶店の激戦地「名古屋」。
延長料金制をとったことで、爆発的に普及していったらしい。

確かに待ち合わせまでの空き時間とか、2名程度の旅行打ち合わせとか、オンラインゲームの利用とか、ケーブルTVを見るだとか、利用方法は様々である。

また店舗は路面にある必要はなく、むしろビルの空中店舗であることが望ましいことから、ビルオーナーにとっても歓迎したいお客のようで、家賃を抑えることもできる。

長く滞在してもらうのが売上に貢献するため、普通の喫茶店のように回転率を向上させ、一方でそのために店員を増員しというようなジレンマにも陥らない。

誠に良くできたビジネスモデルである。

しかし、業界は結構厳しいようだ。
原油高の影響、放火事件(本当はネットカフェではないが)の影響、景気低迷、インフルエンザの影響・・・、色々と逆風が吹き荒れる。

そういう厳しい環境の時こそ、創造的破壊が起こり、新たな価値観をもたらすインターネットカフェが現れるかもしれない。
サービス業は片時も気を許すことのできない、緊張感みなぎる業種である。