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今更の話題だが、楽天の野村監督が退任する。

この取り上げられ方についての一考察である。

初め何かの記事で「野村監督解任!」と読んだ。
自分は決して楽天のファンでもないし、野村監督贔屓ではない。
が、「なんでこの成績で? そしてなんでこのタイミングで?」
と思った。

そして今日、ある記事で、
「野村監督の契約(3年)は昨年切れており、昨年までのBクラス
の成績に関わらず、今年1年の契約を延長して締結したのだ」
というものを読んだ。

要は、解任でも何でもなく、普通の契約終了という話。
ただ、発表のタイミングは悪かった。

思うに、ここで発表することで、選手は奮起し、マスコミは注目し、
視聴者は増加し、監督も話題を提供できる、というような目論見が
あったかどうかは分からないが、結果は・・・。

「また野球で騒いでいるよ、ヤレヤレ」
みたいな、残念ながら誰も得るものがなかったのじゃないかと思う。

さて、
その退任を解任と言ったのは、他でもない「野村監督」とのこと。
何を得ることもできないはずの状況でも、何かを勝ち取る。

これこそが政治力なのかなぁ。
森 元西武監督も言ってました。
しゃべれて、動けるならいくつまででも監督はできる!!

球界には本当に必要な人だと思う。