名将の言葉

とある雑誌でスポーツ界における名将についての特集があったので、
じっくりと読んでみた。

感じたのは、

「やはり勝負にこだわり、その準備をし、ゆずれないポリシーを持ち、
 勝負のためには非情になれる人」

が、勝てる人なんだろうということ。

ここで気になるのは、勝負のために非情になるということ。
分かりやすい例でいうと、サッカーならワールドカップにおけるカズの
落選、野球なら勝ち投手権利を得る5回当番の1アウト前での交替など。

やってる本人にとっては、なんとも後味の悪い、プライドを傷つけられる
仕打ちである。
しかし、勝負には流れがある。
監督の仕事は勝負に勝つこと。
ならば温情などかけている暇はない。

一方で人材の育成ということも必要である。
モチベーションを高いまま維持することも勝負には必要である。

そのジレンマに監督は苦悩する。

若手の監督は、まずノビノビやらせることが多い。
アニキ的なイメージで接する。
1年目は成果は素晴らしい。
しかし2年目は・・・。
ノビノビで結果が出ると選手は驕ってしまう。
統制がきかなくなり、結果は大きく変わってしまう。

選手も大成するには挑戦や工夫が必要なように、監督も試行錯誤が
必要なのである。
1度うまくいったことは2度うまくいくとは限らない。

監督とは、以外に因果な商売なのである。

ここで自分の活動を振り返る。
ガムシャラさが何より足りないと、反省しきり・・・。